呼吸器科
気管支喘息
アレルゲン検査
アレルギー反応など、何らかの原因で気道が収縮してしまい呼吸がしにくくなってしまったり咳が止まらなくなったりする病気です。当院では採血で原因のアレルゲンを調べることもできます。
発作を抑える長期管理が大切
喘息発作を起こしている場合には、ステロイドと気管支拡張薬の点滴などを行います。安定期になってもご家庭でステロイド剤と長時間作用型β2刺激薬の吸入などの管理療法で発作が再発しないよう管理いたします。発作を起こすたびに点滴治療を行うということを続けていると、だんだん肺の状態が悪化してしまいます。
発作を抑えつつアレルゲンを避け改善へ
発作が起きないように日ごろから薬の使用を継続して、発作を抑える長期管理が大切です。アレルギーの原因物質がわかっている方の場合は、原因をなるべく避けるなどの工夫ができます。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)
喫煙・喫煙経験のある方に
COPD(タバコ有害物質由来などの症状)は慢性的な呼吸不全です。普段から痰(たん)が多く、ちょっと階段を上ったりすると息が苦しくなるような人は可能性があります。喫煙する方・昔タバコを吸っていた方がかかりやすい病気です。喫煙歴や臨床症状を伺ったうえで、レントゲンを撮影し呼吸機能検査をいたします。
COPDや間質性肺炎の在宅酸素療法の対応
気管支拡張薬の入った吸入薬を一日に一度吸入していただければ、症状を抑えられます。当院はCOPDや間質性肺炎の患者さんの在宅酸素療法の経験も豊富ですので、ご相談いただければと思います。
肺炎
インフルエンザや百日咳菌などから肺炎へ
インフルエンザの合併症や百日咳菌・肺炎球菌・マイコプラズマなどの感染によって肺炎になる方が増えています。特にお年寄りの患者さんについては、注意して聴診するようにしています。わずかな雑音から、レントゲンを撮ってみると肺炎にかかっていた方もいらっしゃいます
重症の場合は入院も
当院外来で治療可能と判断した場合には、外来で点滴加療致します。痰(たん)の培養検査や血液中の抗体検査などの結果を見て何が原因かを考えながら適切な治療をします。重症の場合は入院を依頼致します。
ワクチン接種の対応
肺炎球菌ワクチン接種も行っております。