動脈硬化の脈波計検査
動脈硬化の傾向を明らかに
血圧脈波検査装置による動脈硬化の測定
血圧脈波検査装置▼
当クリニックには動脈硬化の程度を測る機械があります。クリニックで置いているのは比較的珍しいと言えます。この機械は上肢と下肢に血圧計を付けて、どの程度の動脈硬化が起きているかを計測するものです。上肢と下肢とでは、心臓からの距離が異なります。健康でしなやかな血管であれば、脈が通るまでにある程度時間がかかります。それが動脈硬化によって血管が硬くなると、脈があっという間に伝わってしまいます。この時間を精密に計測することで、どのくらい動脈硬化が進んでいるかが分かるのです(PWV)。下肢の血圧が上肢より低い場合、閉塞性動脈硬化症の可能性があります(ABI)。
検査の所用時間は10分程度で判定
判定シート(クリックすると拡大できます)▼
検査所用時間は10分程度です。半年~1年に一度、検査結果を見て高血圧や糖尿病の治療効果の判定ができます。心臓の血管や脳の血管の検査の必要性を考える参考にもなります。結果は動脈硬化症の程度を血管年齢で表した判定シートをお渡しします。ご興味がある方は、お申し出いただければと思います。